僕は2017年度に「賃貸不動産経営管理士試験」に合格しました。

今はやっていないのですが、当時は賃貸管理の仕事もしていたので、自己研さんと名刺の飾りを兼ねて資格を取りました。
事業者が賃貸住宅管理業者として国土交通省に登録を申請するには、一定数以上の資格保有者が必要となります。
ただ、賃貸の管理業を営むにあたって、現時点では業者登録は必須ではありません。登録しているほうがハクが付く、くらいの感じです。
それに比べて不動産会社の場合、宅建業の登録はぜったいに必要なため、同じく人数要件が必要な宅建士は重宝されます。賃貸不動産経営管理士は知名度も低く、宅建士ほどのニーズは今はなさそうです。
ただ、将来的に賃貸管理業者にも登録が必要になってくる可能性もあります。
そうなると試験の難易度が上がってくるかもしれません。難易度がそんなに高くない今の段階で資格を取っておいて損はないと思います。
-Contents-
1.賃貸不動産経営管理士試験の概要
2.おすすめの勉強法・テキスト
3.試験当日のテクニック
1.賃貸不動産経営管理士試験の概要
2019年の試験概要は以下のとおりです。
■試験日
2019年11月17日(日)
■試験時間
13:00~14:30の90分
■受験料
12,960円(税込)
■試験会場
札幌・盛岡・仙台・さいたま・千葉・東京・横浜・金沢・名古屋・京都・大阪・神戸・広島・高松・福岡・熊本・沖縄 の全国17会場
■出題形式
4肢択一の全40問(マークシート方式)
■受験要件
制限なし
■受験申込み期間
2019年8月16日(金)~9月26日(木)
■合格発表
2020年1月10日(金)
2.おすすめの勉強法・テキスト
この2冊があればOKでしょう。
「過去問題集」をメインに使います。
最低でも3周(できれば5周)してください。
最後の3回目は正答率90%を目指します。
それが達成できればまず合格できます。
テキストのほうはサブ的に使います。
過去問を解く
↓
正解でも不正解でも、解説をじっくり読んで理解する
↓
よくわからないところはテキストの該当箇所で確認する
↓
過去問を解く
この流れをひたすら繰り返します。
テキストを1ページ目から読んでいくような効率の悪い勉強の仕方はやめてください。
まずは問題を解いて、出題の形式・傾向に慣れていくことです。
宅建合格者や、賃貸管理を実務でやっている方には、テキストは不要かもしれません。
(僕もテキスト買ったけどほとんど開きませんでした)
まずは過去問題集を買って、足りなそうならテキストを買う、という感じで良いと思います。
3.試験当日のテクニック
賃貸不動産経営管理士だけじゃなくて資格試験全般のテクニックです。
当たり前のことじゃない?と思う方も、改めて確認しておきましょう。

試験会場には30分前には到着すること
開始時間ギリギリに会場に到着し、もぞもぞがさがさ、汗を拭きながら試験に臨んでいる人をたまに見かけますが、そういう人はだいたい落ちます。
下見をしろとまでは言いませんが、試験会場には余裕をもって到着しましょう。
マークシートはある程度まとめて塗りつぶすこと
1問解いてマークシートを塗りつぶし、また1問解いて塗りつぶし・・・ とやっている人もいますが、これも効率が悪いのでやめましょう。
最低でも5問単位くらいにしたほうがいいです。僕は、全部で40問なら10問単位で塗りつぶしています。
迷ったら最初に出した答えを優先
これは僕の経験則なんですが、迷ったときは最初に出した答えが正解という事が多いような気がします。時間ぎりぎりまで悩むような問題が2~3はあるはずなので、その場合は最初に出した答えを優先して塗りつぶしましょう。
試験は11月17日です。合格に向けて頑張ってください!

1977年 北海道釧路市出身。
大学進学から上京するも、25歳までは、バイトなどで稼いだお金で海外バックパッカー→またバイト・・という生活を続ける。
26歳のときに一念発起。
独学で宅地建物取引士(当時は主任者)の資格を取得し、不動産業界に飛び込む。
10年間、不動産売買の仲介をメインに活動。
その後は土地分譲や不動産コンサルティング、賃貸管理など、活動の幅を広げる。
現在は愛媛県に移住し、住宅産業の仕事に関わる。
資格は宅建のほか、公認不動産コンサルティングマスター、インテリアコーディネーター、二級FP技能士、賃貸不動産経営管理士など多数。
家族は妻と1男1女。趣味は旅行。
最近のコメント