不動産屋が中古を自分で住むためリフォームしてみる②物件探し編

プロが本気で中古物件をリノベーションしたらどうなるかの全記録をお伝えしています。

どれくらい本気かというと、「自分で買って住むため」のリノベです。
そりゃ本気になります。

さて、前回の記事でお話したとおり、愛媛県には移住者のためのリフォーム補助金制度がありました。

不動産のプロが本気で中古戸建を買ってリノベする全記録①資金編

2019.08.08

愛媛に腰をすえ、住宅ローンが組める状態になったのですが、いちばんやっかいでいちばん重要なことが待っています。

-Contents-
1.いちばん重要だけどいちばんやっかいな物件探し
2.東京時代の友人から連絡
3.実際に物件を見てみた

1.いちばん重要だけどいちばんやっかいな物件探し

そう、「物件さがし」です。

中古を買ってリフォームして補助金をいただく、とは言っても、まずは物件ありき。
物件が決まらなければすべて机上の空論・・・

仕事柄、情報は入ってきます。
業界的には「ファーストタッチ」と言います。
業者の手垢にまみれていない、つるつるの赤子のような情報。それにいちばん最初に触れることができるから、ファーストタッチ。

お客さまからの直の情報、ということです。

ローンが組める状態になる前から、物件探しも先行してやっていました。
良い情報があれば、お客様にお願いして押さえておくこともできる、と思ったからです。

しかし、なかなかそううまくはいきません。

立地は良いけど、建て替えたほうが安くすむくらいボロボロの家だったり、建物の状態は良いんだけど狭かったり、法令違反の建物で住宅ローンが組めない物件だったり・・・

半年くらい探したけど満足のいく物件は見つからず。

2.東京時代の友人から連絡

そんなある時、東京時代にお世話になった友人(仮にMさんとします)から久しぶりにメールが。
Mさんとはよくゴルフに行ったり飲みに行ったりする仲でした。
愛媛の松山市出身で、松山に実家があります。

ずっと施設に入所していた父親が亡くなり、実家を相続することになった。
売却したいから相談に乗ってほしい。
近いうちにまた松山に行くから、どこかで会えないか。

数日後、Mさんと居酒屋で合流。

Mさんの実家は松山市内でもまずまず利便性の高いエリアにありますが、築30年近くが経過し、中は家財道具がすべて残っているそう。
そこに住むつもりもないし、ずっと空き家にしておくのもイヤだから、なるべく早く売却したい、とのこと。

カギの用意はなかったので、とりあえず現地を外観からだけでも見に行くことにしました。

3.実際に物件を見てみた

あれ? けっこうキレイじゃない?

パッと見は築30年とは思えません。
外壁や基礎には補修したと思われる形跡があります。
ネックなのは駐車場が縦列(前の車が出ないと後ろの車が出られない)なことですが、決定的なマイナス要素ではありません。

ちなみに愛媛の家では駐車場2台は必須条件です。
3台分のスペースを求めるお客さんもいます。
(愛媛に限らず地方はどこもそうだとは思いますが)

僕は考えました。

このタイミングで、たまたま松山出身のMさんのお父様が亡くなり、Mさんが家を相続・・・しかも早い売却を希望している・・・

まさにファーストタッチのホヤホヤの情報・・・

これは、僕がこの家を買うべきじゃないのか?

 

後日、Mさんからカギを送ってもらい、建物の中を見せてもらいました。

リビング

キッチン

キッチン

家財道具はたくさんありますが、それはMさんに撤去費用の負担をお願いすればいい。

何より、家がとても広い。建坪47坪あります。
一般的なファミリー層だと30坪前後の建物が多いので、1.5倍の広さがあります。
これは魅力的。これから家族が増えても対応できます。
ちなみに土地は58坪。これもやはり松山でもかなり大きいほうです。

建物の見えない部分の劣化状況はどうか?
価格設定をどうするか?

などクリアすべきポイントはたくさんありますが、具体的に購入を検討することにしました。

次回は、建物の調査についてです。

地方の空き家をリノベる前にやらなきゃいけない建物診断③調査編

2019.08.30

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ABOUTこの記事をかいた人

1977年 北海道釧路市出身。 大学進学から上京するも、25歳までは、バイトなどで稼いだお金で海外バックパッカー→またバイト・・という生活を続ける。 26歳のときに一念発起。 独学で宅地建物取引士(当時は主任者)の資格を取得し、不動産業界に飛び込む。 10年間、不動産売買の仲介をメインに活動。 その後は土地分譲や不動産コンサルティング、賃貸管理など、活動の幅を広げる。 現在は愛媛県に移住し、住宅産業の仕事に関わる。 資格は宅建のほか、公認不動産コンサルティングマスター、インテリアコーディネーター、二級FP技能士、賃貸不動産経営管理士など多数。 家族は妻と1男1女。趣味は旅行。